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いっぺ
「私の育て方が悪かったんだろうか…?」
「できていると思ってたけど、本当は子どもに向き合えていなかったんだろうか…?」
こんな風に、お子さんが不登校になった原因が親である自分のせいだとご自身を責めていませんか?
今回は、親のどんな言動が子どもの不登校に関わってくるのか、具体的な例を紹介します。
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子どもが不登校に繋がりやすい親の特長と取るべき対応
子どもが不登校になる要因はひとつではなく、様々な出来事や心の変化が複雑に絡み合っています。
単純に、親の育て方が悪いからだと良い切れるものでは決してありません。
ですが、子どもはいちばん身近な存在の親の言動に大きな影響を受けることも確かです。
まずは、親のどんな言動が子どもの不登校に関わってくるのか、取るべき対応も併せて具体的な例を紹介します。
子どもの話を聞かない
「体育の授業がいやだ」と子どもが言ったとします。
ゆっくり理由も聞かずに
「みんなするんだからしないと!」
「やればできるんだからがんばっておいで!」
「参加するだけで偉い!大丈夫だよ!」
などの言葉で一方的に励ますのはNGです。
「そうなんだ、体育が嫌なんだね」といったん、お子さんの気持ちを受け止めましょう。
お母さん、お父さんは自分の気持ちをわかってくれるという安心感を子どもが持っていることがとても大切です。
子どもの気持ちを受け止めることで、「だってサッカーがうまくできないから…」「一緒に行動できる子がいなくてさみしいから…」など行きたくない理由を打ち明けてくれる可能性も高まります。
大人から見れば些細なことに思えて「そのくらい大丈夫!」と言いたくなる理由かもしれませんが、子どもは大丈夫ではないから悩んでいます。
「そうなんだ、じゃああなたはどうしたい?」などと会話を重ねて、お子さんの心配事が解決に向かうようにサポートできるといいですね。
子どもを誰かと比べる
兄妹や親戚、幼馴染やクラスメイトなど、お子さんを誰かと比べるのは子どもの自己肯定感を育てる上でNGです。
あの子はできないのにあなたはできて偉い、という褒め方も良くありません。
同じようにできる子と比べたら、あなたは別に偉くないということになりますよね。
評価の基準が自分以外のところにあると、評価自体があやふやなものになり、持てるはずの自信も持てなくなってしまいます。
子ども自身が成長したことや得意なことをよく観察して、できるようになったことや良い所を認めていきましょう。
大げさに褒める必要もなく、「できたね!」と事実を伝えるだけで十分です。
子どもは、親が誰かと比べることなく自分をいつも見てくれているかどうかということをしっかりと感じ取っているものです。
結果がすべてである
試験やスポーツの試合など、「いい成績のあなたはいい子、悪い成績のあなたはいい子ではない」というメッセージが常に子どもに伝わっていることも、自己肯定感を育む上ではNGです。
悪い状態の自分では親は受け入れてくれないのだと子どもが感じると、必要以上に失敗を恐れるようになります。
「良いときも、悪いときも、あなたは大事な存在だ」という大前提を、すっ飛ばしてしまわないように注意しましょう。
自分を丸ごと認めてくれる家族がいることで、子どもは伸び伸びと自分の長所を磨いたり、様々なことにチャレンジできる勇気を持つことができます。
なんでもやってあげる
「親がなんでもやってあげていると、子どもは自立できない」とわかっている親御さんも、いざ自分の子となるとあれこれ手助けしたくなるものです。
子どもが経験するべきことなのに、失敗したりつらい思いをするのがかわいそうだと親があれこれやってしまうと、子どもは自分の意見や自信を持てないまま成長してしまいます。
今子どもに対してやろうとしていることをママ友がしていたら自分はどう感じるか?と一呼吸おいて考えてみると、客観的になれるのでおすすめです。
「自分でやらせたらいいのに〜」と言いたくなることを、案外自分の子どもにはやってしまっているかもしれません。
自己肯定感を下げないことが大切
ここまで子どもの不登校に繋がる親の言動を紹介してきましたが、共通するポイントは子どもの自己肯定感を下げてしまっている点です。
自己肯定感とは、自分に価値があると思える感覚、自分の存在意義があると思えるという感覚です。
この自己肯定感が低いと、「自分は挑戦するに値しない人間(どうせできない)」、「自分は誰の役にも立てない」などと思い込んでしまうため、あらゆる面で意欲の低下につながります。
不登校の要因と思われる問題が解決しても、自己肯定感が低いままだとなかなかうまくいかないことが多いです。
日々の親子のコミュニケーションで自己肯定感を十分に備えておくことが、子どもが自信を持って生きていくためにとても大切になります。
不登校の原因と割合
文部科学省が公表している「令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」では、小・中学生の不登校の原因のうち、家庭が原因とされる割合は13.6%です。
割合から考えると高くはありません。
さらに詳細を見ると、
- 家庭の生活環境の急激な変化 2.9%
- 親子の関わり方 8.9%
- 家庭内の不和 1.8%
不登校の原因1位は無気力・不安
では、不登校の原因でいちばん多いものは何かというと、「本人の無気力・不安」で46.9%です。
勉強が嫌なわけでも、先生やクラスメイトと何かあったわけでもなく、子ども自身もよくわからないまま不登校になるケースは多いです。
無気力・不安で学校に行けない状態は、学校以外の場所でも伸び伸びと過ごすことが難しいケースが少なくありません。
自己肯定感が低く、何事にも意欲が湧かなかったり、自信が持てなくなってしまっています。
不登校の3つの要因
不登校には、主に3つの要因があるとされます。
どれか一つだけが要因となるのではなく、3つそれぞれの要因が複合して絡み、不登校になっている場合が多いです。
それぞれの要因を紹介します。
自己肯定感の低下
自己肯定感を低下させる要因はさまざまです。
日々の生活の中で少しずつ積み重なっていくため、目に見えて分かるものではなく気付くのが難しい側面もあります。
自己肯定感を低下させる要因となりえる場面としては、
- 勉強が理解できない
- 怒られる
- 失敗を繰り返す
学校でのストレス
学校でのストレスは、進学校に通う生徒によく見られる「授業についていけない」という要因のほか、同級生や先輩との人間関係の悪化や、心を許せる友だちがいないなどの要因が考えられます。
また人一倍敏感な子ども(HSC)は、他のクラスメイトが先生に怒られている場面でも、自分が怒られているかのように受け取ってしまい、ストレスを蓄積させていくケースもあります。
親と子の関係・家庭環境の変化
親子関係や家庭環境の変化で不登校の要因となりえるものは
- 根性論
- 学歴主義
- 兄妹との比較
- 両親の離婚
- 過保護
まとめ
不登校は複数の要因が重なり起こるものなので、親御さんの育て方が間違っていたから不登校になるという単純なものではありません。
ですが、子どもが自立してこれからの人生を歩んでいくためには、十分な自己肯定感が必要なことは間違いありません。
日々の親子間のコミュニケーションでは自己肯定感が下がってしまう声掛けは控え、子どもの心が安心感で満たされるようにサポートしていきましょう。
この安心感はとても強い力となって、さまざまなことにチャレンジする勇気や、他人の評価に左右されない自信に繋がるはずです。
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