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いっぺ
・子どもが不登校になってしまったけど、何をどう相談したらよいかわからない。
・不登校の子どもが毎日、家でネットやゲームばかりしている。叱ってもいいのかわからない。
不登校のお子さんを持つ親御さんは、このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
今はとりあえず学校を休ませているけど、これからどうしたらいいのかわからないと悩む親御さんは多いようです。
この記事では、不登校の子どもに対して親ができる対応5選をご紹介します。
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不登校の子どもに対する基本的な考え方
はじめに、不登校のお子さんと接するにあたって、基本的な考え方をみていきましょう。
お子さんが不登校になると、自分の子育てがいけなかったのかと自分を責めてしまう親御さんは少なくありません。
ですが不登校になる要因はお子さんによって様々で、複数の要因が重なっている場合も多いです。まずは適切に対応するために基本的な考え方についてみていきましょう。
学校に行かないのは悪いわけではない
不登校について、まだ世間一般的にはネガティブなイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか。
実際に子どもが不登校になると、親としては
勉強がわからなくなり、進学もできなくなるのでは…?
友達とのコミュニケーションもなく、このまま引きこもりになったら…?
などと心配ばかりが膨らむかもしれません。
ですが勉強は学校以外でもできますし、友達も学校以外でも作れます。(そもそも、勉強を頑張ることやたくさんの友達と過ごすことをお子さんは望んでいないかもしれません。無理強いは逆効果です。)
学校に行きたくない理由を、言葉で上手く説明できないお子さんも多いです。
親としては、納得できる理由がないまま学校を休ませるわけにはいかないと、無理に引っ張って学校に連れて行ったり、家から締め出すことで解決を図ろうとしてしまうかもしれませんが、それではお子さんの居場所がなくなってしまいます。
お子さんが困っていること、悩んでいることが解決できるようにサポートすることを最優先事項として考えるべきで、学校に行かないこと自体を恐れたり、負い目を感じる必要はありません。
学校へ行くのがゴールではない
不登校の状態を解消し、学校に再登校させるのがゴールだと考えてしまう親御さんは少なくありません。
学校にさえ行ってくれれば、学習や教育の機会は学校の中で自然と与えられ、問題が解決すると考えるようです。
しかしながら、不登校のお子さんにとっては再登校が最適なゴールとは限りません。
学校に行く目的は何でしょうか?
それは、これから自分の人生を生きていく上で必要な、様々な知識や経験を積むためではないでしょうか。
学校でないと身につかない知識や経験もあるかもしれませんが、その他の方法で補うのは十分可能ですし、その手段は年々広がってきています。
お子さんを学校の環境に合わせるよりも、お子さんに合う環境を探し、整えてあげた方が上手くいく場合もあります。
そういった意味で、学校へ行くのをゴールにはしない方がいい場合もあるのです。
後で後述しますが、公立学校を所管する文部科学省でさえ、社会の中で生きていくために必要な知識や経験などを積むのが大切で、不登校の子が最終的に目指すのは社会の中で自立していくことであり、学校へ行くことではないと通知で明言しています。
不登校のお子さんに対する対応は親が中心となって行う必要があり、親はとても重要な役割となります。
「学校に再登校させる」ことはいったん置いておいて、お子さんが自立へと向かっていく上で、課題となっていることは何なのかを考えてみましょう。
不登校の子どもへの文部科学省の基本的な方針と支援
文部科学省は年々増加する不登校の児童生徒に対応するため、各種調査を元に基本的な対応方針を定め、支援体制を整えています。
令和元年10月25日に出した「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」で、次のような基本方針を定めています。
1 不登校児童生徒への支援に対する基本的な考え方
(1)支援の視点
不登校児童生徒への支援は、「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを目指す必要があること。また、児童生徒によっては,不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で、学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することに留意すること。
不登校の児童生徒が被るデメリットとしては
・将来の自立に向けての進路選択などの支援が乏しくなる可能性がある
と言及しています。
それを踏まえた上で、様々な支援体制についても言及しています。
校長、担任、スクールカウンセラーなどをはじめ、
・いじめなどについては学級の柔軟なクラス替えを行う
・学習面では学習機会を確保する
など積極的に不登校の児童生徒に対して支援するよう求めています。
不登校の子どもに親としてできる対応5選(小中高共通)
1.学校を休ませる
子どもが学校に行きたくないと言い出したら、まず親として対応したいのは、学校を休ませてみることです。
学校に行きたくないと言い出す頃には、子どもにかかる心身の負担は周りの人の想像よりはるかに重くのしかかっている場合があります。
心身を休ませることで、まずは子どもにかかる負担を軽減させるのが先決です。
心身へのダメージが大きくなればなるほど回復に時間がかかってしまいます。まずは、学校を休んで様子をみましょう。
2.家庭環境を整える
次に家庭環境を整えていきましょう。
不登校の子どもが安心・安全に過ごすためにも家庭環境を整える必要があります。
共働きなどで親が日中不在になる場合は、子どもだけで留守番となります。
お子さんの学年によっては、防犯の観点からも留守番の仕方などお子さんとよく話し合う必要があります。
また学校に行っている間は給食があるので昼食を用意する必要はありませんが、1日中家で過ごすとなると、昼食の用意も必要です。
特に不登校の初期段階では、お子さんが無気力で何もする気が起きず、1日中ゴロゴロして、生活リズムが昼夜逆転してしまうことも少なくありません。
親としては心配になりますが、まずはお子さんが居心地よく過ごせる環境を作ることに注力しましょう。
甘やかしや過干渉、放任との線引も難しいと感じるところですが、次の項目の学校や外部機関と連携しながら、最適な環境づくりを心がけましょう。
3.学校や外部機関と連携する
不登校の時期は、学校や外部の支援機関などと親が連携して、子どもに必要な支援を受けましょう。
不登校は長期化の傾向があり、親だけで対応するのは精神的に負荷が重く、おすすめできません。
地域や学校により差がありますが、従来に比べ、不登校の子どもに対する支援は強化されています。
必要な心理的支援、学習支援、親に対する支援など積極的に活用して下さい。
お子さんをいちばん近くで支える役割の親が、安定した気持ちでお子さんと接することが何より大事です。
様々な専門家に関わってもらい、お子さんをチームで支えることができると、親の孤立感が薄らぎ、より細やかなサポートがしやすくなるでしょう。
学校以外にも
・不登校の子を持つ親の自助グループ
・NPO団体など不登校の子を支援する各種団体
などもありますので、必要に応じて相談してみましょう。
昔に比べてサポートを受けられる機会は多くなっていますので、ホームページやSNSなども活用して情報収集し、適切な支援を受けましょう。
4.子どもに合わせた学習(経験)をサポートする
子どもの状態が落ち着いてきたら、子どもに合わせた学習(経験)をサポートしましょう。
学校でもドリル、プリント、タブレットなどで学習支援を受けられますが、お子さんに合った教材ややり方を親も一緒に探していきましょう。
学習を支援している場所としては、
・不登校特例校
・教育支援センター
《民間の機関》
・学習塾
・各種フリースクール
などが不登校のお子さんを対象に学習を支援しています。
お子さんの状況に応じて、利用を検討してみましょう。
また勉強以外の様々な経験もお子さんの興味・関心に合わせて取り組んでいきたいところです。
学校に行けなくても、公共施設系が行うイベントやセミナー、子ども向け体験イベントなど様々なものがあります。
外出する機会を作って様々な体験をしてみることで、お子さんの世界も広がっていくでしょう。
5.学校以外の居場所を作る(外部とのつながり)
学校以外の居場所として、お子さんの興味・関心に合わせて習い事やサークルなどの活動に参加するのもおすすめです。
「元気ならまずは学校に行かせなくては」と考える親御さんもいるかとは思いますが、先程もいったように再登校がゴールではありません。
子どもが自立していく糧となる経験ができるのであれば、学校に行っている行っていないに関わらずどんどんやらせてみるべきではないでしょうか。
学校とはまた違う世界と人間関係があり、気分転換になったり人生の経験値となります。
お子さんの状態や性格などを見極めながら検討してみましょう。
不登校の小学生への対応
ここでは、小学生のお子さんが不登校の場合の親としての対応を見ていきましょう。
小学生の場合は、お子さんの周りの環境を含めた環境整備を行うことが中心となります。
学校に少し配慮してもらえば解決する問題なのか?
日中家で過ごす場合は安心安全に過ごせるか?
兄弟間・親子間でコミュニケーションは取れているか?
など、お子さんの不安を一つずつ取り除いていけるように、学校や外部機関などからも様々な支援を受けながら、環境を整えていきましょう。
不登校の中学生への対応
次にお子さんが中学生の場合の対応をみていきましょう。
思春期を迎えたお子さんは、どんな親子であっても関わりが難しい時期ですね。
引き続き環境を調整しつつ、中学卒業後の進路を考えていきましょう。
普段からお子さんの就きたい職業や興味があることについて自然に会話ができていると、親としても情報収集がしやすくなります。
・定時制の高校
・通信制の高校
・高等専修学校
・高校は行かず高卒認定試験を受けて大学・短大・専門学校を目指す
・就職
・海外留学
・起業
など進路も色々あります。
お子さんの状況や性格などを判断しながら手広く情報収集をして、様々な選択肢があることをお子さんと共有していきましょう。
不登校の高校生への対応
高校生ともなると、義務教育ではなくなるので学校生活に関する規律は緩くなります。
自分である程度学校を選択して入学していますので、学校生活の自由度は高いと感じるお子さんは多いようです。
ですが入学してから学力や校風、人間関係などでミスマッチを感じて不登校になるお子さんもいますし、不登校を経て、中退を選択をするお子さんもいます。
ただ、高卒や大卒の資格を持っていた方が、将来安定した収入を得やすくなるのも事実ですので安易に中退は避けたいところです。
中退する前に休学、転校など様々な選択肢を検討しましょう。
もし高校を中退したとしても、別の高校へ再入学(編入)することや高卒認定試験を受けて高卒同等の資格を得ること、また大学・短大・専門学校に進学することもできます。
社会に出て自立する時期が近づいてきているので、より一層お子さんの意思を尊重し、親はサポートに徹するようにしましょう。
まとめ
不登校の子どもが自立するために
ここまで、不登校の子どもに対する親の対応を見てきました。
今までの日本社会の教育は学校教育の比重が高く、それに合わないお子さんにとっては厳しい環境に身を置かなければならない状況でした。
ところが、昨今の社会情勢の急激な変化を受け、学校外でも学校で学ぶような知識・経験を身に着けられる環境が整ってきています。
お子さんが確実に一歩ずつ自立へと向かっていけるように、適切な支援を受けながらお子さんと前に進んでいきましょう。
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