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いっぺ
・子どもが不登校になってしまった…早く解決したい
・不登校を解決するにはどうすればいいのかわからない
不登校のお子さんを持つ親御さんは、早くこの問題を解決したいと色々と試行錯誤したり、なかなか思うように解決せずに悩んでいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、不登校が解決するきっかけや親にできる対応をご紹介します。
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不登校の解決とは?
親御さんが「不登校を解決したい」と思っているとき、その解決とは何を指していますか?
「学校に行けていないのが問題なのだから、学校に行けるようになれば解決だ」とお考えの場合は、解決の定義から変えていく必要があります。
学校に行けるようになることが解決ではない
「不登校の解決=学校に行けるようになること」ではありません。
不登校になっている子どもは心身ともに疲れ切ってしまっている状態です。
例えばそんな状態の子どもを無理やり力ずくで学校まで連れていき、子どもがますます疲弊していったとき、それが問題の解決ではないことは明らかです。
これは見るからに元気がない子どもに限ったことではなく、子どもが学校に行きたがらない理由がわからなかったり、1日の中で元気そうな時間帯がある場合も同様です。
「ゲームする元気があるなら学校に行けるのでは…?」
「行きたくないのは甘えかも、行かせないと…」
など、親御さんはモヤモヤしたり焦ったりするかもしれませんが、〈とにかく学校に行くことが大前提だし最優先〉という考えは一旦忘れてしまった方が得策です。
子どもの自立を促すことが重要
では、不登校の解決とは何でしょうか?
文部科学省の「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」には、
不登校児童生徒への支援は,「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく,児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,社会的に自立することを目指す必要がある
と子どもの自立を目指す必要があることが明記されています。
親御さんはいち早く学校に行かせることよりも、どうやったらお子さんが将来の夢を見つけられるか、どうやったら自信を持って夢に向かって挑戦していけるかということに目を向けましょう。
不登校のきっかけTOP3
ここでは参考までに、文部科学省が公表している不登校児童生徒の実態調査結果から、学校に最初に行きづらいと感じ始めたきっかけTOP3を年代別にご紹介します。
小学生の不登校のきっかけTOP3
- 【29.7%】先生のこと(先生が合わない、怖い、体罰など)
- 【26.5%】身体の不調(学校に行こうとするとおなかが痛いなど)
- 【25.7%】生活リズムの乱れ(朝起きられないなど)
小学校のうちは学校生活で一番身近な大人が担任の先生であること、ほとんどの教科を担任が受け持つことから、受ける影響も大きくなると考えられます。
3位と0.2%差の4位には、「きっかけが何か自分でもよくわからない」が入っています。
中学生の不登校のきっかけTOP3
- 【32.6%】身体の不調(学校に行こうとするとおなかが痛いなど)
- 【27.6%】勉強が分からない(授業がおもしろくない、成績がよくないなど)
- 【27.5%】先生のこと(先生が合わない、怖い、体罰など)
中学生になると、不登校のきっかけの上位に「勉強が分からない」が入ってきます。
勉強の内容もぐっと難しくなりますし、中間テストや期末テストなどで点数や順位を付けられることでモチベーションが下がってしまうケースもあります。
不登校解決のきっかけ
不登校の解決が子どもの自立だとすると、子どもはどうやって自立へと向かっていくのでしょうか?
自立へと向かっていけるきっかけとなることを3つご紹介します。
新しい居場所を見つける
子どもの世界が家と学校の2択になっていませんか?
学校以外でも安心して過ごせる場所があると、学校に行けないことに罪悪感を持ったり、自分を責める時間を減らすことができます。
ポジティブな気持ちで過ごせることで、新しい目標や興味があることを見つけて、心の元気を早く溜めることができるかもしれません。
また、興味を持ったことを追究していくことで、自分の才能を発見することがあるかもしれません。
新しい趣味を見つける
読書でも、ゲームでも、絵でも、アイドルでも何でもいいのですが、ワクワクするような趣味を持つことはとても大切です。
時間も忘れて没頭できることは才能を伸ばすことに繋がりますし、集中力も必要です。
趣味をきっかけに周りの色々なことに興味がわき、生き生きと過ごせる好循環が生まれるかもしれません。
なにかに夢中になった経験は、仕事に就く上でも役に立つことがあるはずです。
将来の夢を見つける
自立へと向かう上で大きな一歩となるのが、将来の夢を見つけることです。
心の元気が十分でない状態では将来のことまで考える余裕がないはずなので、焦る必要はありません。
子ども自身が「こうなりたい」というものが見つかったとき、その実現に向けて必要なことを理解して一歩ずつ進んでいくのを、親御さんはそっとサポートしてあげられたらいいですね。
不登校の解決のために親ができる対応
子どもが自立へ向かって進んでいくために、具体的にどんな風にサポートしていけばいいのか分からないという方のために、親ができる対応を6つご紹介します。
子どもの話をちゃんと聴く
子どもにとって、自分の気持ちや考えを伝えることができて、受け止めてくれる親がいることは自己肯定感を高める大切な要因になります。
ですが話をちゃんと聴くということは案外難しいもので、
- 仕事や家事に追われてゆっくり会話する時間が取れない
- 「この子はこういう性格だから」といった思い込みで会話する
- 子どもは間違ったことを言うからすぐに否定する
- 子どもが苦労しないように親が決めた通りにしなさいと言う
このようなケースは、「話をちゃんと聴く」ことができていません。
子どもは自分が言ったことを親が否定するとわかると、何も話をしなくなります。
そうなると親も子どもが何を考えているのかわからなくなり、サポートのしようがなくなってしまいます。
まずは子どもの話を一度受け止めることから始めましょう。
その上で「お母さん(お父さん)はこう思うけど、そこはどう考えてる?」など対等に会話を進めていけるといいですね。
家を安心安全な場所にする
不登校の状態にある子どもは、心身の元気を取り戻すことが最優先です。
そのために、家の中を安心できる環境に整えましょう。
心身の元気がない場合は1日中ゴロゴロして過ごす子どもも多いですが、安心してゴロゴロできる環境が必要です。
ゴロゴロして過ごすことに口うるさく注意してしまうことも子どもにとっては安心できない環境なので、「今元気を溜めてる最中なのね」と長い目で見守りましょう。
専門家に相談する
不登校は家庭で解決すべきものだと考えている親御さんは多いですが、専門家に相談するメリットはたくさんあります。
- 考えてもなかった選択肢を教えてもらえる
- 子どもへの有効なサポート方法を教えてもらえる
- 話をすることで親の気分転換になる
- サポート機関を紹介してもらえる
専門家にも相性がありますので、合わなければ次行ってみるという気軽さで居心地の良い相談先を見つけましょう。
子どもに合わせた学習や経験をサポートする
子どもの心身の元気が溜まってきたら、勉強の習慣をつけたり様々な経験ができるようにサポートしていきましょう。
学校に行けないから家でじっとしていないといけないということはありませんし、様々なことを吸収する力を持っている子どもの時間がもったいないです。
色々な経験をすることで、「もっと知りたい」「もっとやりたい」と子どもの興味がわくものに出会えるといいですね。
経験しておきたいものの例としては、
- 旅行
- 農業体験
- 登山
- キャンプ
- 職業体験
- 興味のある分野の講演会に行く
- コンサートに行く
- マラソン
同級生と同じ程度の学力があることは自信にもなりますし将来の選択肢が広がりますから、ぜひお子さんに合った方法で学習できる環境も整えましょう。
▼不登校の子どもの勉強方法についてはこちら▼
不登校の子どもの勉強方法を年代別に紹介!やる気にさせる方法は?学校以外の居場所を作る
家と学校以外の第3の居場所として、子どもが安心して過ごせるところを探しましょう。
「学校に行けなくても、ここなら来れる」という場所があると自信にもなりますし、人との関わりを持つことで孤独感や不安を抑える効果もあります。
お子さんに合いそうな居場所を探してみて、お子さんが興味を持ったところに一緒に見学に行けるといいですね。
第3の居場所として考えられるところの例はこちら。
- フリースクール
- 適応指導教室
- 通信制高校やサポート校の中等部(初等部)
- 塾
- 習い事
転校を検討する
学校に行くことにこだわる必要はありませんが、お子さんが望んでいる場合は転校も検討しましょう。
公立の小中学校であっても、校区外の学校への通学が許可されるケースがあります(各自治体で条件があります)。
転校しても不登校が再発する可能性は十分ありますので、その場合でも後悔のないようにしましょう。
まとめ
今回は不登校解決のきっかけや不登校解決のために親ができることを紹介してきました。
「子どもが学校に行けるようになる=不登校解決」ではありません。
目指すのは「子どもの自立」です。
長い目で見ると、不登校の子どもの親も、学校に通う子どもの親も、目指している子育てのゴールは同じです。
今はいつまで続くのかわからない不登校の状態に焦りを感じているかもしれませんが、「子どもの自立」を達成したときには ”あっという間に過ぎた子育て期間” に思えるかもしれません。
そんな限られた子育て期間を、学校に行くことにエネルギーを費やして親子で疲れてしまうのではなく、お子さんが自信を持って自立へと向かっていけるように、親御さんもお子さんも笑顔で過ごせることを願っています。
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