\URLをコピーしてシェアしてね!/
いっぺ
学校を休んでいる間、家でも勉強をしていない。学校の授業は先へ進んでいくし、このままで進学できるのか心配になりますよね。
不登校中の勉強は、教科書や通信教育、オンライン授業、塾などを使って続けられます。ただ、教材を用意する前に知りたいのは、お子さんが今どんなことに困っているかです。勉強したいけれど解き方が分からないなら、教えてもらえる人を探す。学校のことを考えるだけでつらいなら、勉強の話はいったん置く。お子さんの様子に合わせて考えていきましょう。
この記事では、小学生・中学生・高校生それぞれの勉強の進め方と、学習サービスを選ぶときの確認点を紹介します。実際の親御さんの声も交えながら、勉強を始められないときの関わり方までお伝えします。
まず知っておきたいこと
- 学年や欠席期間だけで、取り組む教材や量を決めなくて大丈夫です。
- 小・中学生は家庭での学習の評価、高校生は単位や提出期限も学校に相談しましょう。
- 親御さんが教えるのが難しいときは、先生や学習支援を頼れます。

無料進呈中!

新規無料講座開講!
業界初!不登校が解決するまでサポート!
通信制高校に行くなら読んで欲しい!
不登校中の勉強は、つまずいている理由に合わせて始めよう

最初から学校と同じ時間割を組む必要はありません。今の勉強で何が負担になっているかを聞き、そこを軽くする方法から試してみましょう。
たとえば、解けない問題が続いて手が止まるなら、分かる単元まで戻った教材が役立ちます。教室や人とのやりとりが負担なら、自宅で一人で進められる教材や、一対一の授業が候補になります。机に向かうこと自体がつらい日は、勉強の話をいったん置くことも必要です。
「家にいる時間があるから勉強できるはず」とは言い切れません。お子さんが理由を説明できないときは、何度も問い詰めず、話せるときに聞いてあげてくださいね。
一方、本人が「勉強したい」と話しているなら、登校できるようになるまで待たせる必要もありません。やってみたい教科や使ってみたい教材を一つ選び、取り組む量を一緒に決めればよいと思います。
始める量は、たとえば計算を3問、動画を1本など。これは達成しなければならない基準ではなく、試し方の一例です。終わったらすぐ追加せず、「このくらいならどうだった?」と聞いて、次の量を相談しましょう。

小学生の勉強は、教科書や問題集を使って分かるところから

小学生の家庭学習では、学校の教科書や市販の問題集が身近な選択肢です。今の学年の教材にこだわらず、本人が理解できる内容を確かめながら選びましょう。
学校の教科書は、取り組むページを先生と相談する
学校の教材に抵抗がなければ、担任の先生に「家で学び直したいので、先に取り組むページを教えてほしい」と相談できます。たまった宿題を全部渡してもらうより、最初に取り組む範囲を絞ってもらうと始めやすくなります。
算数なら、今つまずいている問題を一緒に見てみましょう。割り算が難しいときに、掛け算の理解を確かめるように、必要なところへ戻ります。国語でも、文字を読むこと、文章の意味をつかむこと、自分で書くことのどこが難しいかによって、手助けが変わります。
「小学生の内容なら親が教えられる」と思っていても、教えているうちに親子でイライラしてしまうことはありますよね。そんなときは一度やめて、先生に説明の仕方を聞いたり、第三者に教えてもらったりして構いません。
問題集は口コミより、本人が取り組めそうかで選ぶ
市販の問題集を使うなら、本人と見本を開いて、文字の大きさ、1ページの問題数、解説の分かりやすさを見てみましょう。「1学年分をやり直す本」より、苦手な単元だけの薄い一冊が合う場合もあります。
買った日に細かな年間計画まで決めなくても大丈夫です。まず数ページ使ってみて、難しすぎないか、書き込みやすいかを聞いてみてください。学校の教科書を見るのがつらいお子さんには、違うデザインの教材が取り組むきっかけになることもあります。
中学生は、学び直しと高校受験の準備を分けて考える

中学生は、「どこから勉強し直すか」と「高校受験に何が必要か」をそれぞれ確かめましょう。全教科を最初からやり直そうとすると、何から手を付ければよいか分からなくなってしまいます。
英語なら単語、語順、文法のどこで止まっているか。数学なら計算なのか、文章題なのか。先生や塾に相談するときも、解けなかった問題を数問見せると、戻る範囲を相談しやすくなります。苦手教科だけで一日を埋めず、好きな教科を学ぶ時間も残したいですね。
受験が近い場合は、担任や進路担当の先生に、志望校の試験科目、調査書の扱い、出願期限を聞きましょう。欠席日数や成績の扱いは、地域・学校・入試方式によって異なります。「不登校だから受験できない」と決めつけず、最新の募集要項で確認することが大切です。
まだ本人が受験の話をするのが難しければ、親御さんだけで説明会の日程や入試情報を集めておくこともできます。情報を集めることと、本人に進路を決めさせることは別です。
オンラインで勉強を続けた中学生のご家庭
僕の運営する保護者コミュニティでは、オンラインの学び場を見学し、本人が興味を持ったところを選んだご家庭がありました。利用を始めたあとの親御さんの言葉です。
「7月に入ってからオンラインフリースクールで、午前2時間程度の勉強に取り組んでいる。午後からはその日それぞれの活動に参加している。」
このお子さんは、空き時間にイラストや読書も楽しんでいたそうです。僕がこの声からお伝えしたいのは、勉強する時間と好きなことをする時間は、同じ一日の中にあってよいということです。「2時間」を目標にする必要はありません。家庭学習を考えるときも、本人が楽しみにしている時間まで勉強で埋めないようにしたいですね。
内申や欠席日数が高校受験にどう関わるかは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
高校生は、卒業に必要な学習と大学受験の勉強を確認しよう

高校生の場合は、自宅で問題集を進めるだけでは単位の認定につながらないことがあります。勉強方法を選ぶのと並行して、在籍校で卒業に必要な条件を確認しましょう。
担任の先生には、科目ごとの出席や課題の状況、今から利用できる補習・遠隔授業・通信教育などの支援、提出期限を聞いておきたいところです。利用できる方法や単位の認定は学校の制度・判断によるので、「家で勉強しているから大丈夫」とは考えないようにしましょう。
今の学校で学び続ける方法が見つからない場合は、休学や通信制高校への転入も選択肢になります。先に退学を決めず、修得済みの単位、受け入れ時期、卒業予定時期を在籍校と転入先の両方へ相談してください。
大学受験は、必要な科目と分からない範囲から計画を立てる
大学進学を希望しているなら、志望校の公式サイトで、受験する年度・入試方式の科目と出願資格を確かめましょう。一般選抜と学校推薦型選抜などでは、準備する内容が違います。
受験に使う教科が決まったら、参考書の例題や既習範囲の問題で、どこまで理解できているかを確かめます。過去問が難しすぎるなら、その前提になる内容へ戻って構いません。塾や家庭教師には「今の理解度から、試験日までにどの教材をどこまで進めるか」を相談すると、授業を受けるだけで終わりにくくなります。
SNSで、先輩の教材の使い方や勉強の工夫を探す方法もあります。ただし、合格した人の時間割を丸ごと真似する必要はありません。入試科目や出願条件はSNSで決めず大学の募集要項で確かめ、他の受験生の投稿を見て焦るなら、いったん距離を置きましょう。
通信教育・オンライン学習・塾・家庭教師は何を比べればいい?

自宅で一人で進めるのが合う子もいれば、誰かがそばにいるほうが取り組みやすい子もいます。教材が紙かタブレットかだけでなく、分からないときに誰に聞けるかまで比べてみましょう。
| 方法 | 選ぶときの確認点 | 見落としたくないこと |
|---|---|---|
| 通信教育・学習アプリ | 学年を戻れるか、解説を理解できるか | 質問対応の有無、端末代、解約条件 |
| オンライン授業 | 録画かライブか、顔や声を出す必要があるか | 欠席時の振替、授業外の質問方法 |
| 塾 | 集団か個別か、通える時間や場所か | 学び直しへの対応、講習費や教材費 |
| 家庭教師 | 先生との相性、教えてほしい教科への対応 | 先生の変更、欠席時の扱い、交通費 |
通信教育・オンライン学習は、体験で使い方まで試す
通信教育には紙の教材やタブレット学習があり、オンラインでも録画授業と、その場で先生と話せる授業では使い方が違います。サービス名や評判だけでなく、お子さんが実際に使う場面を見て選びたいところです。
体験では、一つの問題に取り組んで、分からなかったときの解説や質問機能まで試してみましょう。画面の操作が難しい、文字が多くて疲れる、質問の返事を待てないなど、使って初めて分かることもあります。
申し込み前には、入会金・月額・教材費・端末代を合わせた費用と、途中でやめる場合の支払いを確認してください。無料体験のあと自動で有料になるのか、一括払いの未受講分が返金されるのかも大切です。
塾・家庭教師は「教え方」と「休んだ日の対応」も聞く
塾は、学校には行きづらくても少人数なら通えるお子さんの候補になります。家庭教師なら通う負担は減らせますが、家に人が来ること自体が苦手な子もいます。オンラインの個別指導も含め、本人が受け入れやすい形を相談しましょう。
先生が学生か社会人かだけでは、相性や教え方は分かりません。「前の学年へ戻って教えてもらえるか」「答えられないときにどう進めるか」「当日の体調で休んだら振替できるか」を体験時に聞いておくと、続け方を判断しやすくなります。
「自分で行きたいと言ったのに」と感じた親御さんの声
別のご家庭では、高校3年生のお子さんが希望して個別指導塾に入りましたが、予定どおりに通えない日もありました。親御さんは、以前の自分についてこう振り返っています。
「なぜ自分でやると言ったことをやらないのか?」
そう詰め寄っていたところから、休む日にかける言葉が変わったといいます。
「体調第一だからね、ゆっくり休んで」
やってみたい気持ちがあっても、毎回予定どおりに取り組めるとは限りません。申し込みのときの約束だけを持ち出す前に、本人に今の負担を聞き、回数や時間帯を変えられるか塾に相談してみましょう。
費用が気になる場合は、自治体の教育委員会に、教育支援センターや学習支援の利用について聞く方法もあります。学習できる内容や対象学年、利用条件は地域・施設で異なります。フリースクールも、居場所としての活動と教科学習の比重を確かめ、お子さんが求める時間を過ごせそうか見学してみましょう。
小・中学生の家庭学習は、出席扱いと成績評価を学校に相談できる

小・中学生の不登校では、自宅などで取り組んだ学習について、一定の要件のもとで出席扱いや成績評価につなげられる仕組みがあります。教材を契約すれば自動的に認められるわけではないので、始める前に学校へ相談しておくと安心です。
自宅でのインターネットや通信教材などを使った学習の出席扱いには、学校との連携、本人の理解度に合った計画、訪問等による対面指導、学校による学習状況の把握などが関わります。国の要件を踏まえて校長が判断し、日数への換算も学校や教育委員会の基準によります。
また、2024年8月には、小・中学校段階で欠席中に行った学習成果を成績評価へ反映できることが法令上明確になりました。学校の教育課程に照らした学習内容であること、学校と家庭・学習先が連携して状況を把握すること、学校が本人との関わりを続けることなどが要件です。出席扱いになったかどうかと、どの学習成果を成績に反映するかは、分けて聞きましょう。
担任の先生へ相談する内容の例
「家でこの教材を使って勉強したいと考えています。出席扱いと成績評価について、それぞれ学校の基準を教えていただけますか。学習計画、提出する記録、先生と本人の面談など、必要なことを相談したいです」
教科や単元、取り組んだ日、使った教材、解いた問題などを、ノートや学習履歴で共有する方法があります。ただし、提出物を家庭だけで決めず、何をどの頻度で渡すと評価に使えるかを先生に聞いておきましょう。下の学年の復習も大切な学びですが、それだけで今の学年のすべての教科に評定が付くとは限りません。
参考:文部科学省「自宅でICT等を活用した学習活動の出欠の取扱い」「欠席中の学習成果に係る成績評価」。この節の小・中学校段階の仕組みを、高校の単位認定にそのまま当てはめることはできません。
勉強へのやる気が見えないときに、親ができること

勉強を始めない日が続くと、声をかけるべきか、待ったほうがよいのか迷いますよね。僕は、勉強したかどうか以外にも、親子で話せることを残しておくのが大切だと思います。
好きな本や活動を、すぐ課題に変えない
教科書を開かなくても、マンガや本を読む、料理をする、生き物について調べるなど、興味を通じて知ることはあります。歴史や科学の学習マンガも選択肢です。買う前に図書館で探してみてもよいですね。
ただ、楽しんでいることを見つけるたびに「じゃあ感想を書こう」「これを勉強に生かそう」と課題にしなくて大丈夫です。もっと知りたそうにしていたら、一緒に本を探す。そのくらいの手助けから始めてみましょう。
将来の仕事に興味が出てきたときは、職業図鑑を眺めたり、仕事について調べたりするのもいいと思います。その仕事に必要な勉強へ話がつながることもありますが、今すぐ夢や目標を決めさせる必要はありません。
家族で静かに過ごす時間をつくる
本人が少し勉強してみたいときは、テレビの音を下げる、机の周りを使いやすくするなど、環境を一緒に変えてみましょう。親御さんが隣で読書をする時間があってもよいですね。
「一人でやりたい」「分からないところだけ聞きたい」という希望があれば、その距離を大切にしてください。親がずっと隣で見ていると緊張する子もいます。
家族の読書時間も、子どもを監視するための時間にはしたくありません。お子さんが参加しない日にも、親御さん自身が読みたい本を楽しむ。無理なく続けられる形で十分です。
勉強の話になると毎回親子でぶつかる場合は、担任やスクールカウンセラーに、そのやりとりを具体的に話してみましょう。どんな場面で何と声をかけ、そのあと親子でどんなやりとりになったかが伝われば、声のかけ方や、親以外の人が学習を支える方法も相談できます。
まとめ:お子さんが取り組めそうな勉強を、一つ試すところから

不登校中でも、教科書や通信教育、塾、家庭教師など、お子さんに合う学び方を探せます。教材をたくさんそろえる前に、今どこで困っていて、どんな手助けがあれば取り組めそうか、お子さんに聞いてみてください。
まだ勉強の話をするのがつらいなら、親御さんだけで学校の支援や期限を聞いておく。本人がやってみたいと話したら、一つの教材や体験から試す。そのあとで、量や時間、教えてもらう人が合っているかを見直していきましょう。
高校進学や転入も考えているご家庭は、学び直しを手伝ってもらえるか、質問をどのように受け付けているかまで比べると、入学後の勉強をイメージしやすくなります。通学日数だけで決めず、お子さんが学び続けられそうな学校を探してみてくださいね。
\URLをコピーしてシェアしてね!/
通信制高校を検討している親御さんへ(PR)
学校によって、通い方だけでなく、学び直しや質問への対応も違います。候補校の資料を取り寄せて、授業の受け方、先生に相談できる時間、学費を比べてみましょう。
申込み後、学校や提携先から電話・メールなどで連絡が入る場合があります。
▼通信制高校検討中のあなたに読んでほしい記事▼
YouTube投稿開始しました!
ゼロからはじめる通信制高校講座






