【公立】大阪府立桃谷高等学校の通信制課程って評判はどう？良い所も3つ紹介＜口コミ・学費・偏差値＞

◎総合的な評価

中学卒業後２年間引き籠もっていたのですが、やはり学校に通いたいと思い、意を決して受験した高校でした。受験は面接があっただけで、テストのようなものすら無かったと思います。桃谷は通信制ですが、スクーリング分は出席しないといけない学校でした。入学１年目は、桃谷という街の雰囲気（下町でやや荒々しい）に気圧され、通ったり通わなかったりでした。大阪環状線のカラフルな人の波にも吐きそうでした。２年間引き籠もっていた者のリハビリとしては、少々スパルタが過ぎる環境だったように思います。学校内の雰囲気は静かで人の関わりも希薄でした。逆にそれくらいが自分には丁度良かったです。しかし１年目の担任が、通学しない日があると後日呼び出すような男でした。登校中に駅で待ち構え、追跡してきて罵声を浴びせるなどするのでした。そのおかげで、私は半年もしないうちにまた引き籠もりに逆戻りしました。春になり、その教師が学校に居なくなったことを電話で確認できたので、再度通学した次第です。私はいくらかブランクのある１年生でしたが、桃谷は上は６０なん歳まで様々な年代が通学している学校だったので、それによって風当たりが強いという雰囲気はありませんでした。以後は週に３日ほど通学（週３日の登校が学校の規定。逆にそれ以上は開校していない）して、ゆるい学生生活を送ったと記憶しています。学業はともかく、他の生徒とのコミュニケーションが試練の連続でした。学年おきの担任も、無理に人と関わろうとはしない、距離感のはかり方の上手い人にあたったと思います。学校に行けば話す顔見知りもいたのですが、かといって連絡先を交換するほど仲が良いわけではありません。そもそも単位さえ足りていれば、必ず通学しなければならない環境でもなかったため、知った顔ぶれという概念がありませんでした。そのうちに来なくなる生徒も多々いました。無機質な高校生活でした。しかし私にとっては、諦めていた高校という環境に身を置けることが嬉しかったのでした。弱い日差しの心地よさのようなものが、桃谷には漂っていたと思います。

◎学校の雰囲気の評価

建物自体は、ザ・高校という建築です。物理的に通って来る生徒数も少なく、全ての教室が理科室や美術室といった、あの静けさをたたえています。基本的に優しい配慮のある雰囲気なので、世の中に不慣れでも、桃谷をリハビリにして復帰できると思います。

◎授業・コースの評価

週に３日しか通学できませんが、授業自体は普通科と変わらないと思います。自習はなかったです。個人的には週に５日通いたかったです。顔を合わせない日が増えると、折角仲良くなりかけた人が居ても、いったん距離があいてしまうのでした。

◎レポートの難易度や満足度の評価

紙のレポートを郵送で送りました。あまりに間違っていると再提出で、それすら合格しないと通学した際に補習がありました……。教科書をおさらいする程度の内容でしたが、ちゃんと読み込まないと解けないといった難易度でした。

◎学費・授業料の評価

当時の学費をすっかり忘れてしまっていたので、ネットで調べましたが、年間の学費は最大４万円となっています。めちゃくちゃ安かったことは覚えています。

◎施設・設備の評価

特に普通の学校と変わらないです。グラウンド、体育館、保健室など、ちゃんとあります。

８階建てなので、エレベーターがついています。部活動が、非常に限定的にしか運営していなかったと思います。大多数が帰宅部でした。成人した生徒も居るということで、喫煙所もあります。

◎進学・就職の評価

進学や就職に関しては、有利になるものはないと思います。履歴書において、桃谷高校に関しては良い言われ方はしないので、資格など他のことでアピールしていました。

◎アクセス・立地の評価

JR桃谷駅から結構歩きます。商店街も勝山通沿いも、歩きやすいとは言い難いです。結局卒業まで、良いルートは見つけられませんでした。

◎サポート体制の評価

生徒の自主性に任せられています。人の関わりが希薄なことが裏目に出ていると言ってもいいかもしれません。自分から聞かなければ、先生は何もしてくれません。

◎総合的な評価

3年次に全日制からの編入でした。1.2年で大体の単位は取っていたので、卒業に必要な単位だけをとるだけでした。週3日午後からの授業を自分で組み合わせて行く日を決められたので、バイトなどの予定を立てやすかったです。また内容に関しても、レポートの提出も文字数が少なく一気にやったとしても3日程度で収まる量でした。

◎学校の雰囲気の評価

良くも悪くも他人にはあまり興味のない人の集まりだったと思います。

◎授業・コースの評価

学習レベルについてはあまり高くなく、編入だと特に、数学テストなどは足し算から始まるような感じでした。物足りなかったです。

◎レポートの難易度や満足度の評価

紙のレポートを送る形式でした。1.2年次からの編入でしたので、難しくなく、説明をよめば解答できるレベルでした。

◎学費・授業料の評価

入学金500円でした。自分で学費など出していたので助かりました。唯一お金がかかったのは教科書代で、それ以外の部分でお金がたくさんかかった印象はありません。

◎施設・設備の評価

普通の学校と変わらずプールも運動場もあるので不足ありませんでした。

◎進学・就職の評価

学校からの斡旋は見込めないので自力で就職活動をしました。進学については自力での勉強がかなり必要だと思います。

◎アクセス・立地の評価

JRから徒歩15分程度でしたが商店街を通っていかなければいけないこともあり遠いなぁと毎回思っていました。

◎サポート体制の評価

先生はあまりやる気がない人が多い印象でした。自分でやる気を出さないと卒業などはかなり難しいと思います。

◎総合的な評価

中学校時に不登校になったので、大阪府立桃谷高等学校・通信制の課程に入学しました。在学期間は1999年から2002年とやや遡りますが、授業は選択科目式の単位制を敷いており、週に三回開講されます。一度挫折し基礎体力も落ちた自分にとっては、自身のペース・好みに合わせて学習ができるという点において何より幸いでした。また、日本では例外的ですが、服装も自由である位程度自分の個性も表現することを許す学校でしたので、学校に通うのが楽しくもありました。地元の枚方市から桃谷駅までは遠方ですが、学割も使用できるのも嬉しかったです。

◎学校の雰囲気の評価

実質的には不登校になった学生を支援する制度として広く認知されているので、先生方は大変優しく授業も大変丁寧に教えてくれます。社会人も入学が可能です。ですので授業時では、様々な年齢層の方が受講されるので真剣な方も多く集中しやすい雰囲気でした。

◎授業・コースの評価

私の在学時では、単位制を敷いていたので得意で関心のあるコースを中心に選択できること、つまり長所を生かす授業法がよかったです。

◎レポートの難易度や満足度の評価

レポートについては、基本作成したものを学校内に設置されている担当教員ポストに投函する形式でしたので、安心して提出できました。難易度については、倫理学や哲学といった難易度の高い授業程採点が優しかったりしたので、バランスがよかったといえます。

◎学費・授業料の評価

私の在学時では、授業料は年間約たったの1万円でしたので、大変満足しています。

◎施設・設備の評価

在学時では図書館は独立して設置されておらず、後者の2教室分くらいのスペースを活用して設置されていました。やや狭く資料の数も少し寂しかったです。

◎進学・就職の評価

なかには大学へ進学される方もいます。授業面談で色々と相談する機会はありますが、基本そこまで徹底的なサポートや進学の確約は得られないので、この点は努力次第になります。

◎アクセス・立地の評価

最寄りの駅が桃谷駅になりますが、校舎から遠く徒歩約30分ほどかかります。やや不便です。