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現在、高校生の15人にひとりが通信制高校を選んでいます。
通信制高校には大きく分けて2種類があります。
各都道府県が運営する「公立」の通信制高校
学校法人や企業が運営する「私立」の通信制高校
学費が公立は安くて、私立は高いということは分かると思いますが、細かい違いをあなたは知っていますか?
本記事では、通信制高校の「私立」と「公立」の違いについて解説していきます。
どちらにもメリットとデメリットがあるので通信制高校に行くことを検討しているならしっかり把握しておきましょう。
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通信制高校の私立と公立の変わらない点
まずは公立と私立の通信制高校で変わらないポイントを紹介していきます。
通信制高校の私立と公立の変わらない点①:自由度の高さ
なんといっても通信制高校は自由度が高いです。
この点は公立でも私立でも変わりません。
全日の高校って週5通学が基本ですよね。
髪の色だって黒が基本です。
クラスのみんなと同じ時間に授業を受けないといけないし、スマホも学校では電源オフ(最近はOKの学校も増えてきましたが)にしないといけないし、
全日制の高校はしてはいけないことを規則で縛ります。
対して通信制高校は通学する日数も週1だったり、週3だったり、年5日程度だったり学校によりますが登校日数を選ぶことができます。
髪の色だって何でもOKだし、スマホ持ち込みもOKです。
通信制高校は登校スタイルも髪型や服装・付き合う友達さえも自分で選ぶことができます。
正直これからの日本は通信制高校のスタイルのほうが時代にマッチしていると感じます。
通信制高校の私立と公立の変わらない点②:必修科目
通信制高校は卒業するためには必修科目の単位をとらないといけません。
この必修科目は公立であろうと私立であろうと変わりません。
必修科目は以下のとおりです。
国語 国語総合 地理歴史 ・世界史AまたはBのどちらか1科目
・日本史A・B・地理A・Bの中から1科目公民 現代社会または倫理・政治・経済 数学 数学Ⅰ 理科(※) 科学と人間生活・物理基礎・化学基礎、生物基礎及び地学基礎 保健体育 体育・保健 芸術 音楽1・美術1、工芸1、書道1のどれか1科目 外国語 コミュニケーション英語1 家庭 家庭基礎・家庭総合・生活デザインのどれか1科目 情報 社会と情報・情報の科学のどれか1科目 引用:通信制高校の必修科目
他にも選択科目がありますが、この選択科目は通信制高校によって違います。
私立の通信制高校であれば専門の科目を学ぶことが出来るのですが。その点については後述しています。(通信制高校の私立と公立の違い④:専門科目へ)
通信制高校の私立と公立の変わらない点③:卒業資格を得られる
当たり前ですが、公立であろうと私立であろうと高校の卒業資格を得ることが出来ます。
学費が高かろうが低かろうが高校を卒業したという資格においては全く一緒です。
ちなみに高校卒業資格と高卒認定は全然違います。
通信制高校の私立と公立の違う点
さてここからが本記事のメインのお話になります。
しっかり違いを把握した上で自分は公立、私立どちらの学校が合っているのかチェックしながら読み進めてみてください。
通信制高校の私立と公立の違う点①:学費
まず学費の違いなんですが、学費が公立は安くて、私立は高いというのは想像がつくのではないでしょうか。大まかではありますが年間の学費の違いはこんな感じです。
- 公立 → 4万円程度
- 私立 → 25〜100万円程度
かなり違ってきますよね。
私立の通信制高校の120校の学費を平均すると36.5万円程度になります。
私立の学費は進学コースや専門コースがあるか?とか週に何回通うかとかでも大きく変わってきます。
また世帯収入590万円未満の世帯であれば就学支援金をフルに利用することでざっくり36万円程度は国が負担してくれます。
支援される額は家庭の世帯収入によって違います。
詳しくはこちらの就学支援金についての解説記事を参考にして下さい。
実際には私立の通信制高校高校でも負担は少なくなりつつあるんですが、それでも公立と私立では学費の差はかなり大きいです。
通信制高校の私立と公立の違う点②:学習方法
学習方法も大きな違いがあります。
まず授業に関してですが、
公立の通信制高校の多くは実際に学校に行き(いわゆるスクーリング)授業を受けます。
私立の通信制高校は公立の高校と同じように実際にスクーリングする方法とは別にいくつかの方法があります。
- ネットを活用してリアルタイムで授業
- 好きな時間にWEBで授業
全ての私立の通信制高校が対応しているわけではありませんが、インターネットを利用しスマホやタブレットで自宅で授業を受けることができます。
また通信制高校はレポートの提出が必要です。(レポートはミニテストみたいな感じです)
各必修科目のレポートを定められた期限までに提出しないといけないのですが、よく期限忘れて単位落としたりするんですよね。。(経験者談)
公立の通信制高校はこんな感じでアナログなんですが
私立の通信制高校はレポートもWEBサイトやスマホのアプリで提出することが出来ます。
通信制高校の私立と公立の違う点③:進学コース
公立の通信制高校には〇〇コースという概念はほとんどありません。(たまに学校によっては看護学科とかありますが稀です)
進学するための学科とかも特にないので公立高校で大学進学を目指すなら塾は必須レベルだと思います。
私立の通信制高校には大学進学を目指せるコースを設置している学校があります。
就学支援金しだいでは塾を併用するよりも安くなるケースもありますので大学進学を検討している方はどちらが良いか検討してほしいところです。
通信制高校の私立と公立の違う点④:専門科目・専門コース
サポート校の青山ビューティ高等学院のようす
私立の通信制高校なら進学コースはもちろん、専門のことを学べるコースがあります。
この選択科目で自分の興味があることが学べる学校を選ぶのが私立の通信制高校を選ぶ上での醍醐味です!
プログラミングや美容師、ペットコース、進学や声優などいろんなジャンルから選ぶことができます。
自分の得意なこと・好きなことを学び将来に役立てることが出来ます。
通信制高校の私立と公立の違う点⑤:通学方法
私立と公立では通学方法にも違いがあります。
公立の通信制高校はほとんどが、直接学校にスクーリングします。
だいたい週に1から2回程度のペースで通うことになると思います。
独自性とかはあまりなく全国のほとんどの公立校は直接通うタイプです。(違う場合はぜひ教えて下さい٩(๑òωó๑)۶)
私立の通信制高校は、
- 直接スクーリング(週1~5日)
- 合宿(集中)スクーリング(年5日程度)
といったように、直接スクーリングするタイプでも週5と毎日のように通う学校や週1~5日のなかから選べる学校と様々です。
また私立の通信制高校しかないスクーリング方法としては、合宿(宿泊)スクーリングがあります。
この合宿スクーリングがプログラムにある通信制高校は年間で5日程度のスクーリングで良く、レポートや授業もWEBに対応している学校が多いです。
通信制高校の私立と公立の違う点⑥:サポート力
公立と私立では生徒に対するサポート力も違います。
私立の通信制高校は学校やコースにもよりますが、
例えば
- 塾のように個別指導対応
- 学習、進路指導対応
- 引きこもり生徒対象に先生が自宅に派遣
といったようにきめ細やかな対応をしてくれる学校もあります。
通信制高校の私立と公立の違う点⑦:職業体験
星槎国際高校の職業体験
私立の通信制高校はさまざまな職業体験を設けています。
ただ通信制高校を卒業することだけが目的になってしまうと、自分が将来どんな風になりたいか?ということ考えずに学生生活を送ってしまいがちです。(僕がそうでした)
もちろん、夢をもって通信制高校を選ぶ人は良いのですが。
そんな人でも多くの職業体験を通すことで、やりたいことが見つかるのではないか?と思います。
通信制高校の私立と公立の違う点⑧:卒業率
通信制高校は自主性が求められますが、私立の通信制高校は生徒に合った指導を行ってくれるため卒業率も高い学校が多いです。
製作研究大学院大学の大久保 智久教授の通信制高校に関する論文によると、
首都圏公立A高校 私立広域B高校 卒業率 40% 90%
というように卒業率が50%も違うという結果も出ています。
僕は公立の通信制高校でしたが、1年留年していますがあながちこの数値は間違っていないのではと感じます。
もちろん公立でも目標を持って通っている生徒はしっかり3年で卒業します。
あくまで生徒次第といったところですが、数字を見るとサポートの差でこんなに違うか・・・という感じですね。
まとめ
このように通信制高校の私立と公立では設備も環境もですが、卒業率や進学率にも大きな差があります。
公立の通信制高校は学費が安いという点が最大の特徴です。
一方で私立の通信制高校は通信制高校の仕組みを最大限活用できる学校が多いです。
特にスマホで好きな授業を受けたり、専門的なことを学べたりできる環境はとても素晴らしいと思っています。
通信制高校に入るなら少しワガママになって妥協しない学校選びをするのがコツです。
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